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エネルギー業界分析
選考スケジュール・内容・採用人数・対策
エネルギー業界は全体的に選考が遅めです。説明会は12月以降で1月2月がメインです。各業界を見ていきます。
電力
選考スケジュール、内容、採用人数
私が受けたのは東京電力だけなのですが、2月頭より手書きのエントリーシート受付、3月16日郵送必着、4月頭より面接開始、でした。面接は3〜5回で早い人だと4月10日までに内定が出るそうです。
エントリーシートのお題は
1)東京電力に入社してどのように活躍したいか、東京電力にこれから何が必要か。
(40字×15行程度)
2)(自分の経験を語る系の設問が2つ。両方40字×15行くらいです。)
3)
4)空白欄(自分を自由に表現する)
採用人数は2008年で265人でした。
対策ですが、まずOB訪問をしましょう。必須ではありませんが東電の人の良さがよくわかります。親切にいろいろ教えてくれるはずです。
あと電力志望ならば関電なども受けておくことをお勧めします。自分の住んでいる地域の会社しか受けない人が多いのですが、場数を踏むことが出来る上に面接では他の電力会社を受けているかどうか聞かれます。
東京電力が会社としてどのようにエネルギー供給を行おうとしているか、新規事業の位置付けなどはOBに聞くなどして把握し、それに対し自分の意見や自分としてどの部分に貢献したいかを述べられるようになっておきましょう。特に原子力発電所についてはよく聞かれます。
もちろん、学生時代の自分や志望理由、どの部署で何をやりたいか、といったメジャーな質問は当然聞かれるでしょう。
ガス
東京ガス ESのお題
1)東京ガスを舞台に実現したいこと(300字)
2)学生時代に取り組んだこと、学んだこと(400字)
3)自分が課題に気づいて周りの人と協力して取り組んだ経験(400字)
東京ガスの場合、1〜3月に説明会があり、4月頭に筆記試験があります。他の選考と被る可能性が大いにあるのでスケジュール調整には気をつけましょう。
その後3回の面接試験があり4〜5月内に内定がでます。
07年採用は大卒23名、修士40名の63名でした。
大阪ガスの場合、3月はじめにリクから接触がありました。たぶん私の地元が神戸だからかと思います。カフェのような場所で3〜5回リクルーター面談をします。最初はほぼこちらから質問すればいいので質問内容を考えておきましょう。回を重ねる事に志望動機など徐々に突っ込んだ質問がきます。
2007年は大卒21名、修士18名でした。関西地区以外での採用は10名ほどです。
電力業界と同じくOB訪問は有効かと思います。東京ガスはOBとの懇親会を企画してくれますが時期が2,3月とやや遅い気がするので。最近の新聞記事では環境関連の事業でよく取り上げられているので、それらを手がかりに質問してみるといいでしょう。
石油
選考スケジュール、内容、採用人数
全体的に選考は遅めです。1〜3月に説明会があり4月10日〜5月いっぱいまで面接があります。また、技術系と事務系で若干選考をずらしています。
注意すべきは説明会の予約がすぐに埋まってしまう点です。おそらく人事の数が少ないため希望人数を満たす枠が用意されていないためと思われます。
また、人事の数が少ないために面接できる回数に限界があり、ESと筆記の段階で大量に切っているようです。1万人受けて千人くらいしか面接しないとか・・・。ES,筆記のどちらで切っているか分かりませんが十分な対策で望みましょう。
例)新日石選考
1〜3月に説明会
ES提出(4/13まで)
【お題】
1)志望動機(200字)
2)これまでの人生で挫折したと思える経験。と、それを通じて何を得たか?(200字)
3)新日本石油はどのような企業を目指すべきか?
また、入社した際に新日本石油をどのような企業にしたいか?(500字)
4月後半から面接スタート。面接は3回です。2次で敗退してしまいました。
1次は1)と2)について詳しく、2次では1)2)について少しと3)について、そして変化球的質問(希望の部署に行けなかった場合どうするか? 今の麻生さんの景気対策をどう思うか、とか)です。
2)の体験から絡めて自分の長所、短所など私の人物像に関する質問も受けました。
理系は若干異なるらしくESと共に大学での研究内容レポートを提出後、リク面談を数回後、面接だそうです。
例)シェル選考
12月〜2月に説明会 採用は通年採用です!去年12月に内定もらった人がいたとか・・・。
ES提出(2月末まで)
【お題】
1) 昭和シェルでやってみたい仕事、行きたい部署(300字)
2) 自分の強みとそれを発揮できた体験(300字)
3) 学生時代に頑張ったこと(300字)
面接は3回+二次で小論文(お題は「働くとは」制限時間五〇分程度)です。
一次ではESのうち2)を重点的に聞かれました。私の人物像を知りたかったのだと思います。
二次では1)について詳しく聞かれるので石油業界のビジネスモデルをある程度理解していることが前提となります。
例えば、私の場合、石油以外の次世代エネルギー事業をもっと広めたいと言った上で、各社の重点的に投資している新規事業を比較した上でシェルのものに最も可能性を感じたと述べました。
となると当然、石油事業では何をしたいかという質問が飛んでくるのでやりたいことを述べた上で簡潔に理由を述べます。
3次は自らの経験と志望動機についてもう一度聞かれます。他社の選考のことや内定が出た場合の対応なども聞かれますが、第一志望と言わずして内定が出るほど甘くはないので、内定が出たら他社さんは断ります、とはっきりいいましょう。
出光とコスモでは一次選考がGDでした。時間は60分前後と長めです。
採用人数(2008年)
新日石: 75(大卒23修士58 シェル 34(大卒24修士10)
出光 :105(大卒45修士60) エクソン(東燃ゼネラル)若干名
コスモ: 63(大卒41修士22)
帝石: 39(大卒19修士20)
帝石については把握していないので内定者の方に聞いてください。確か筆記試験に英語が含まれていました。が、代打が可能らしくTOEIC500点の私の友達が内定取っていました。
他の石油会社の対策としては、まず先に述べましたがESと筆記は対策をとりましょう。ざらに落ちます。ESについては、石油業界の置かれた難しい位置取りをよく理解すること、そして各社がそれに対しどのような打開策を持っているのか、その中でなぜその会社を選ぶかを強調しましょう。
コスモ、出光では一次でGDが出ますが、日程が10日ほどから選べるので、遅めに設定して早めに選考を受けた友達から情報を聞いておくと攻略が楽になります。出されたお題に対し事前に調べておきあらかじめフレームワークを構築しておけば有利です。ただし、日本企業のGDなので知識があるからと言って独壇場にならないように気をつけましょう。
また、石油以外の事業や資源開発などでの活躍を希望する場合は、新聞をよく読みエネルギー、環境関連事業の記事をチェックすること。毎日何かしらの記事が載っているはずです。太陽電池の場合だと石油会社だけでなく、京セラやシャープ、三洋電機、海外のメーカー(Qセルズなど)さらにはリチウムイオン電池を開発する会社なども競合の枠内に入ってきます。
例えば、太陽電池ひとつ取ってみても発電効率や生産規模によって何十種類もの型があり消費者のニーズによっても用途は違います。ある程度理解していれば、「私は〜の顧客層にもっと太陽電池を広めていきたいと思います。そのためには御社の〜という点が他社にない強みであり私が希望する仕事が可能かと思います。」
のような論理の立て方が可能になります。
その他、質問はオーソドックスなものが多いのです。
石油だけでなく電力、ガスに共通することですが、
1) 自分の人物像と強み(能力と人柄を見ている)
2) 志望理由(志望度と熱意を見ている)
3) 入社してやりたいこと(熱意と将来性を見ている)
4) その他の変化球的質問(対応力と興味関心の幅など・・・でしょうか。)
だいたいこの4パターンだと思います。
個人的には、(特に最終では)どうしてもその会社に入りたい!という熱意、この先数十年間その会社でやっていく覚悟、この2つを持って面接に臨めるかだと思います。
執筆者からアドバイス
私が就職活動終了後に海外インターンした経験も参考に話します。
学生が就職活動をする際、現在その会社が展開している事業に対する興味関心から志望動機が生まれることが多いと思います。もちろん、それも大切です。
同時に同じくらい大切だと私が思うのが会社の環境だと思うのです。私が最後の項で敢えてこの話題を提起する理由は、このレポートにおいて、事業内容についてそれなりに書きましたが、社風や会社理念については曖昧なままであり説明不足だと思うからです。
私個人が説明不足なだけでなく、会社説明会やOB訪問でも私自身、納得できる答えは得られませんでした。
例えばアメリカならば、マイクロソフト、グーグル、アップル、オラクル、シスコシステムズ、ウォルマート、エクソンモービル、マクドナルド、スターバックス、世界展開している超優良企業が多数存在します。各企業の成功要因は様々ですが、経営者には固有の企業理念と経営戦略が存在し組織にはその思いが体現されています。まず、これらの企業の歴史もしくは経営者の自伝を1,2冊読むことをお勧めします。日本のトップ企業の創始者が書いたものでも構いません。
優れた組織とはいかなるものかイメージでき、会社を選ぶ際の判断基準となると思います。
アメリカの企業を挙げたのは経営者の言動がより明快でありインパクトがあって読んでいて面白かったからです。
アメリカではヤフーはグーグルに取って代わられ、PCの販売ではIBMからデルへさらにはHPに主導権が移りつつあります。様々な業界で変革のサイクルが早まっています。極端なケースを考えると、就職活動時に説明していたビジネスモデルを会社が捨て新しいモデルを展開しているかもしれないのです。
組織として将来性があるか、顧客に価値創造と提供をもたらし続けることができる組織であるか、そのためには組織は自分にどのような制度を用意し、自分には何が期待されているか。そのような観点は就職活動時に私には欠けていましたが、今後の社会を生き抜くには必要かと思います。
この話が特に当てはまるのはIT通信や製造業特にメーカーなど競争の激しい分野です。過剰供給を避けるため自然と企業は淘汰されていきます。
どちらかというと、エネルギー業界は規制に守られた古い業界です。電力自由化を経ても業界地図は大して変化していません。しかし、不完全な自由化の制度改革も考えられますし、それ以上に新エネルギー事業は最も世界で注目を浴びる分野だけに競争の激しさは尋常ではありません。上記のようなケースが当てはまる可能性があるのです。
最後に、就職活動できるのは人によっては人生で一回限りです。いろんな業界を見、いろんな人に会い、皆さんが悔いのない就職活動を過ごすことを願っています。
さらに詳しい話を聞きたい方はinfo@co-ducadtion.comに「エネルギー業界分析執筆者とコンタクトとりたい」とご連絡ください。
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